J Rheumatol. 2013 Dec;40(12):1967-76
Correlation of Radiographic Progression with the Cumulative Activity of Synovitis Estimated by Power Doppler Ultrasound in Rheumatoid Arthritis: Difference Between Patients Treated with Methotrexate and Those Treated with Biological Agents
RAの骨破壊は関節エコーで予測できるか?DMARDSとbioで違いはあるか?
【目的】
累積の滑膜パワードプラー(PD)超音波スコアがRA患者における従来の指標と比較して、レントゲンでの進行とより相関することを立証する。
使用している抗リウマチ薬による違いについても検証した。
【方法】
最近、MTX(n = 23)かTNF(n = 28)かTCZ(n = 18)のいずれかの治療を受けた69名のRA患者がエントリーされた。
患者は臨床、血液、超音波の評価をベースライン、12週、24週で行った。
レントゲン破壊はvan der Heijde modified total Sharp score (TSS)を使用し、ベースラインと24週で評価した。
【結果】
57名の患者が24週の間、同じ治療レジメンを継続された。21名(36.8%)は研究期間中にレントゲン破壊の進行を認めた。
全患者において△TSSは明らかに累積DAS28-CRP(p=0.009)、累積PDスコア(p=0.006)と相関した。
MTX患者において、累積PDスコアは明らかに△TSSと相関した(p=0.004)、一方、累計DAS28-CRPは相関しなかった(p=0.056)。
しかしながら、TNFでの治療患者において累積PDスコアは△TSSと相関しなかった。
【結論】
我々はMTX使用患者において、滑膜PD活動が従来の測定法よりもより正確に活動性のある滑膜の炎症を反映することを確認した。
TNF使用者では関節エコーでPDを認めても、TSSは変化せず、短期間の骨破壊の進行が抑えられている可能性が示唆された。
担当:柳井 亮
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