【科内勉強会】臨床や研究で使えるWebページ

2021/12/1に臨床や研究で使えるWebページに関する科内勉強会を行いました。ちょっとしたときに知っているとよいですよね。

1,通常の診療は教科書、二次媒体(UpToDate、DynaMed、今日の臨床サポート)で

2,上記で、載っていないことは、Pubmedで調べよう。MESHを使ってささっと調べる。(研究はMESH+tiabでしっかりと)

3.”CONNETED PAPERS“を利用して、関連する論文を簡単に探そう! ど真ん中の論文を探してこのサイトに入れると関連するpaperが
  見やすく表示される。〇の大きさは引用文献数、色は出版年(濃い青ほど最近のもの)、類似度合いが強いと太い線でリンク

4.ハゲタカジャーナルに注意! これらのジャーナルは質の保証がされていない可能性がある。”BEALL’S LIST“、”Stop Predatory Journals“、”!THIN✓CHECK>SUBMIT “にリスト化してあるジャーナルに注意。

5.腎機能低下者に対する薬剤量に関するページ。CKD患者さん、HD患者さんに対する薬剤量が掲載されている。白鷺病院が作成する”透析患者に対する投薬ガイドライン”で、特定の薬剤の情報をPDFで入手ができる。

6.薬物相互作用のチェックが簡単にできるページ。UpToDate内のLexiCompで、以下の場所をクリック。薬剤名を複数いれてanalysisボタンをクリックするだけ。

7.Google検索のTips
 1. “site:”をつけて検索する。例えば、lupus site:.go.jp にて日本の政府機関のサイト内でLupusを検索できる、  lupus site:youtube.com ならYouTube内でlupusを検索できる。ac.jpかed.jpなら日本のアカデミア、or.jpなら医療法人や社団法人などから検索。
 2.”filetype:”を付けて検索する。例えば、lupus filetype:pdf にてlupusに関連するpdfがついているものを検索できる。xlsx、docx、 pptx、 jpg、 png、 csvなど各種ファイルタイプでも適応可能。
 3.英語の表現が正しいかがどうか自信がないときに、””(ダブルコーテーション)で囲ってhit数で判断。例えば、”take medicine”と”have medicine”のどちらが一般的かと調べてみると、5,360,000 件と 1,090,000 件で、前者をよく使うのではと想定できる。(例えが、よくないですね笑)
 4.前置詞、動詞、形容詞など適切な単語がわからないときに*(アスタリスク)が便利。例えば、”I * medicine”と入れると、さまざざまなサイトから、適切な言葉を選ぶことができる。

8.医学英語関連の医学辞書なら、”ライフサイエンス辞書”でしょう。通常の辞書機能以外に、関連語検索に使える「シソーラス」、論文を書く際に使える「コーパス」。コーパスは、ある単語を入れると、その単語を利用する論文を抽出し前後の単語の順番でソートしてくれ、どのように論文内で使われているかがすぐにわかるため論文作成時には便利(以下の画像参照)。

8.自動翻訳サイトは”DeepL“がおすすめ。最近は、PDFやWORDファイルごと翻訳が可能になった。

9.DeepLに張り付ける際に、PDFに段落が反映されてしまい、手で改行を調整する作業が調整することがある。
この問題を解決するのが”Shaper”というサイト。貼り付けるだけで自動調整してくれ、1クリックでDeepLに飛ばすことできる。

10. Grammarlyというサイトでは、英語のtypoや文法ミスを検出してくれる。Wordなどの通常のファイルでの使用や、Chromeなどのプラグインを使用すれば、メールでも使用できる。

 

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