小黒医師によるSLE患者さんを対象としたヘルスリテラシーと医師患者の信頼関係に関する論文が出版されました 

小黒医師による論文がJ Rheumatolに掲載されました。
 
以下サマリーです。

昨今の情報化は患者のヘルスリテラシー(HL)の格差を広げ、医師との信頼関係に様々な影響を及ぼしています。全身性エリテマトーデス(SLE)の患者の多様な(機能的、コミュニケーション的、批判的)HLが医師への信頼に与える影響を調べました。結果として、批判的HLが高いと医師全般への信頼は下がるが、主治医への信頼は変わらず、コミュニケーション的HLが高いほど医師を信頼することが判明しました。リウマチ医が患者一人ひとりのHLに合わせてコミュニケーションを改善する必要があり、それが信頼を醸成し、SLEの自己管理および転帰の改善につながる可能性を示唆されました。また、リウマチ医と患者の関係の形成が、信頼関係の構築における高いクリティカルHLの効果を否定する可能性も示唆されました。

Nao Oguro, Nobuyuki Yajima, Yoshia Miyawaki, Ryusuke Yoshimi, Yasuhiro Shimojima, Ken-ei Sada, Keigo Hayashi, Kenta Shidahara, Natsuki Sakurai, Chiharu Hidekawa, Dai Kishida, Takanori Ichikawa, Yuichi Ishikawa, Noriaki Kurita
The Journal of Rheumatology (in press) 2022年10月14日
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