周術期における免疫抑制剤の使用に関するACR/AAHKSのガイドライン2022

周術期における免疫抑制剤の使用に関するACR/AAHKSのガイドライン(Arthritis Care Res2022)
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35718887/
 
 
・2017年版の2022年update
・人工股関節もしくは膝関節全置換術を対象としたものだが、その他の手術にも参考になる
 

csDMARDs

 Methotrexate、Sulfasalazine、HydroxychloroquineLeflunomide、Doxycycline、Apremilast は継続

bDMARDs
・術前1サイクル間中止
・手術は本来投与予定であった1週間後に実施
・ ope創をみながら14日以内に再開

tsDMARDs
・Tofacitinib、Baricitinib、Upadacitinibは4日前から中止
・ope創をみながら14日以内に再開

 

免疫抑制剤(重症SLE)
 

最終投与後から手術までの期間

Mycophenolate mofetil

いつでも可能

Azathioprine

いつでも可能

Cyclosporine

いつでも可能

Tacrolimus

いつでも可能

Rituximab

4–6ヶ月後

Belimumab SC

いつでも可能

Belimumab IV

4週間後

Anifrolumab

4週間後

Voclosporin

継続したまま

 

免疫抑制剤(軽症-中等症SLE)
原病が中止ができるような軽症から中等症であれば薬剤中止
・ope創をみながら14日以内に再開

 

最終投与後から手術までの期間

Mycophenolate mofetil

1週間後

Azathioprine

1週間後

Cyclosporine

1週間後

Tacrolimus

1週間後

Rituximab

7ヶ月後

Belimumab SC

2週間後

Belimumab IV

5週間後

 
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