7月14日に、特定非営利活動法人膠原病・リウマチ・血管炎サポートネットワーク《膠サポ》さん主催の『膠原病をもつ子どもとその親のためのみらいプログラム』でお時間をいただき、プレコンセプションケアについてお話させていただきました。
プレコンセプションケアというのは、直訳すると『妊娠前に自身の健康と向き合うこと』となりますが、これは妊娠する女性のみではなく、ともに妊娠期〜出産、子育てを経験するパートナーや周りの方も健康でいることを目指すものでもあります。自らのみではなく、次の世代を産み育てていく上でもみんなが健康でいられると良いですね、という概念が含まれています。また、妊娠する上でタバコをやめたり適正体重にしたり、もちろん膠原病などの病気が元々ある方は病気を安定させたりと時間のかかる取り組みでもあります。そしてそれらは、妊娠するか否かに関わらず元気で過ごすためには大切なことです。
今回の企画では、前半は膠原病をもった子どもたちへ、後半はその親御さんや20代〜30代の若い膠原病患者さんへ向けてお話をしました。貴重な機会をいただき感謝です。
遊びたいこと、やりたいことのある子どもたちが頑張って話を聞き、私とコミュニケーションを取ろうと頑張ってくれました。若い患者さんたちとその親御さんやパートナーの方々が、熱心にメモをとってお話を聞いてくださいました。
私からもお話をしましたが、子どもたちからも今心配なこと、やりたいこと、若い患者さんたちが不安に思っていたり悩んだりしていることを伺えて、私自身の学びにもなりました。ありがとうございました!
昭和大学病院リウマチ膠原病内科 母性外来では、妊娠可能年齢の患者さんの診療とサポートを行っています。元々の主治医の先生とのペア診療という形や、まず話を聞いてみたいので一度受診をするという形も可能です。水曜日、木曜日の母性外来でお待ちしております。
リウマチ膠原病内科 母性チーム 三浦瑶子