
西見助教による「VE-cadherin may suppress inflammation depending on the phase of inflammation of rheumatoid arthritis」がModern Rhematologyのselected paperに選出されました。
本研究の研究サマリーです。
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本研究では、関節リウマチ(RA)におけるVE-cadherinとADAM-15の関連を検討しました。RA患者の血清および関節液中ではVE-cadherin濃度が上昇しており、疾患活動性指標DAS28-ESRとの間に負の相関が認められました。RA滑膜組織やRA滑膜線維芽細胞においてVE-cadherinの発現が確認され、VE-cadherin刺激によりVEGFや炎症性サイトカインの発現が抑制されました。さらに、VE-cadherin除去により血管新生能が低下したことから、VE-cadherinはRAにおける血管新生および炎症制御に関与する可能性が示唆されました。
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