
河森助教による ”Risk factors for cytomegalovirus reactivation during the treatment of ANCA-associated vasculitis: A retrospective cohort study of the J-CANVAS study” がModern Rhematologyのselected paperに選出されました。
本研究の研究サマリーです。
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ANCA関連血管炎(AAV)は、高齢者に多い血管炎であり、近年、免疫抑制療法によって予後は改善するが、治療によって誘発される感染症は依然として重要な問題である。既報では、サイトメガロウイルス(CMV)の再活性化は、ニューモシスチス肺炎などの日和見感染症の発症や死亡の貴重な予測因子であり、今回国内25施設で構成されるANCA関連血管炎の患者コホートであるJ-CANVASコホートを用いて、初発のMPA、GPAの患者におけるCMV再活性化リスク因子を同定した。ロジスティック回帰分析によるCMV再活性化の危険因子としては、低アルブミン血症とIgG低値があげられる。
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