教育チームでは、『全身みられる医者づくり』をキャッチコピーに、膠原病領域のみならず、総合診療医の目線で思考を広げ評価できる医師の育成に力を入れています。
当科で行っている教育コンテンツの一部をご紹介します。
新入局された先生方には仕事からプライベートまでなんでも相談できる先輩がメンター(1対1)としてサポートします。不安だらけの膠原病内科医デビュー。
週1回、シニアレジデント全員が指導医を囲み、最近悩んだケースを共有したり、今更聞けない!ように感じてしまっている議題について、気軽に相談できる時間です。薬の処方のコツや、外来で少し困ったケースなど、具体的なアドバイスやシニア同士の意見交換、指導医の経験や考えを面白おかしく聴ける貴重な時間でもあります。
週1回、若手医師から学生まで交え行うフィジカル勉強会。どうしても手薄になりがちな身体診察、理論と実践のコツ、やるべきこととやらなくてもよいこと、などなど丁寧に指導します。
週1回、病棟チームが一堂に介し、主に入院症例1症例を取り上げて、病態の議論を深めます。臨床経過の病歴聴取、身体診察、検査の判断と評価、診断、その後の治療と転機など1症例を深く掘り下げることで応用の効く考え方を学びます。限られた時間内で全患者をプレゼンする教授回診とはまた違ったコアな議論が飛び交います。受け持ち患者さんを超えて、ベッドサイドで実際の所見を皆で共有することで、病棟チーム全体で知識と経験が育まれます。
2カ月に1回、リウマチ界のレジェンド的存在、猪熊茂子先生をお招きし、教育回診を行っています。猪熊先生は患者さんの病歴や身体所見を非常に大切にされています。膠原病の病態についても深い知見と経験をお持ちで、非常に貴重な回診だと考えています。
若手医師が持ち回りで貴重な症例をまとめて発表します。担当指導医が丁寧に指導することで、症例の振り返りだけでなく、資料のまとめ方、発表の練習にももってこいの会です。