NP ループスに対してIVMPとIVCYの比較試験です。
・患者32名 発症15日以内
<結果>
<Limitation>
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<結果>
<Limitation>
・Nが少ない。
・レトロスペクティブな研究
担当:古屋 秀和
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③
「Mortality Rates in Patients With Rheumatoid Arthritis Treated With TNFi」
Arthritis and Rheumatism, 2012;64:3502-3510
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed?term=Arthritis%20and%20Rheumatism%2C%202012%3B64%3A3502-3510
swedenで行われたTNFiで治療したRAの死亡率についての研究です
・スウェーデンのARTISにエントリーされたRA患者でTNF(ETN:2686人、IFX:2027人、ADA:1609人)使用した人の死亡率を計算した。
・但し、TNF3剤ではもともと発売された時期に差があり、背景に差がある。
・その後、それぞれのBIOを継続した群とスイッチした群で死亡数を計算した。
・3剤で死亡リスクを比較したところ、ETNに比較してIFXやADAが若干高い傾向にあるが、統計学的な有意差はない。
・いろいろな因子で3剤を比較しており、いくつかの項目で違いはある。
<結果>
・TNF3剤で死亡率に差はない。
<Limitation>
・選択バイアスがある
・背景が異なる
・ADAの発売時期が遅い影響もありうる
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「Hydroxychloroquine in systemic lupus erythematosus: results of a French multicentre controlled trial (PLUS Study)」
Ann Rheum Dis doi:10.1136/annrheumdis-2012-202322
http://ard.bmj.com/content/early/2012/11/16/annrheumdis-2012-202322.abstract
HCQを内服している安定しているSLE患者にてHCQ血中濃度を調整した際の7ヶ月後のSLE再燃率を研究したrandomised, double-blind, multicenter studyです。
<対象・方法>
・ 対象は、少なくとも6ヶ月間HCQを内服している活動性のないSLEの573例。HCQ血中濃度が100-750ng/mlの171例にてHCQを①一定容量群②血中濃度1000ng/ml以上に調整した群にrandomiseに割り付け、SLE再燃率を比較検討した。
<結果>
・ 再燃率 ①25% ②27.6%・・・有意差なし
・ 次にHCQ濃度が1000ng/ml以下と1000ng/ml以上の群で比較検討を行ったところ、20.5% vs 35.1%と有意差はつかなかったものの高い血中濃度群では再燃率が低い傾向にあった。1-7ヶ月での検討とすると再燃率に有意差が見られた。
・ 副作用は、20%程度見られたが、ほとんどは嘔気などの消化器症状であった(網膜症の記載はみられなかった)
<discussion>
・ 血中濃度1000ng/mlに至ったには39例のみであり
・ ①群と②群の両群で一定の投与量にも関わらず血中濃度が上昇した例もあり、studyの介入されたことによる内服コンプライアンスが強化されたためと考えられた。
・ Limitationとしては、少ないN数、7ヶ月と短期間観察などが挙げられていた。
現在、我が国でも他施設研究が行われており今後の使用が待たれる薬剤ですね。