Long-term outcome of rheumatoid arthritis defined according to the 2010-classification criteria.
【目的】
1987年ACR基準と2010年ACR/EULAR分類基準での違いを検討する。
【方法】
1502例のRAもしくは分類不能型関節炎患者を1987年ACR基準、2010年基準、両方を満たすかを検討した。関節破壊をレントゲンで7年間にわたり追跡した。DMARDsフリーについては10年間の観察期間とした。
【結果】
1993年から2011年までのLeiden Early Arthritis Clinic Cohortで1502例の患者が早期RAもしくは分類不能型関節炎と判断された。550例が1987年ACR基準を、788例が2010年基準を、489例が両方の基準を満たした。2010年基準を満たす患者は、1987年基準を満たす患者に比べて関節破壊の重症度は低く、またDMARDsフリーの期間が長い傾向であった。1987年基準を満たし2010年基準を満たしていない患者ではすべて抗CCP抗体陰性であった。2010年基準にレントゲンの項目を追加すると、1987年基準陽性かつ2010年基準陰性のうち半分が満たすようになった。
【結語】
2010年基準を満たす患者では1987年基準を満たす患者より良好な経過であった。
担当 磯崎 健男
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