Secukinumab for psoriatic arthritis: comparative effectiveness versus licensed biologics/apremilast: a network meta-analysis
Iain B McInnes University of Glasgow, Institute of Infection, Immunity & Inflammation, College of Medical, Veterinary & Life Sciences, University of Glasgow, Sir Graeme Davies Building, 120 University Place, Glasgow G12 8TA, UK
J Comp Eff Res. 2018 Nov;7(11):1107-1123
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＜サマリー＞
・系統的レビューを行い、adalimumab、apremilast、certolizumab、etanercept、golimumab、infliximab、secukinumab、ustekinumabの試験を特定した。
・生物学的製剤未経験の患者用と経験のある患者用に、別々のネットワークを開発した。
・全体集団においてsecukinumab、adalimumab、golimumab、infliximabは、最も高い16週American College of Rheumatology[ACR]の奏効率を示した。
・全体集団においてSecukinumab、infliximab は、最も高い12〜16週のPsoriasis Area Severity Index [PASI]反応率を示した。
・Infliximabとetanerceptは最も高いPsoriatic Arthritis Response Criteria [PsARC]反応率示した。
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P：PsA患者
E：adalimumab、apremilast、certolizumab、etanercept、golimumab、infliximab、secukinumab、ustekinumab
C：placeboの試験、多剤との比較試験など
O：12–16週でのACR、PASI、PsARC反応率
＜セッティング＞
2015年11月6日までに出版された文献をSR。
＜研究デザインの型：RCT、横断研究、前向きコホートなど＞
ネットワークメタ解析
20試験がNMAに組み込まれた。
17試験にACR20/50/70反応、19試験にPASI50/75/90反応、13試験にPsARC反応が採用されていた。
＜Population、およびその定義＞
cDMARDsに反応不十分なPsA患者
＜主な要因、および、その定義＞
Adalimumab、certolizumab、etanercept、golimumab、infliximab、secukinumabp、ustekinumab、、non-biologic therapy apremilast
＜Control、および、その定義＞
RCTによる。Placebo対象が21試験。
＜主なアウトカム、および、その定義＞
ACR20、ACR50、ACR70反応
PASI50、PASI75、 PASI90反応
PsARC反応
＜交絡因子、および、その定義＞
なし
＜解析方法＞
・ACR反応（全体、Bio-naïve、Bio-exp）、PASI反応（全体、Bio-naïve）、PsARC反応（全体、Bio-naïve）に分けて解析。
・ACR、PASI反応：a Bayesian NMA with probit link functionとconditional multinomial likelihoodを使用した。
・PsARC： a generalized linear model with logit link function and binomial likelihoodを使用した。
・ランダム効果モデルと固定効果モデルの療法を実施した。
＜結果＞
★ACR networks (16 weeks)のみ抜粋
・Mixed population
Secukinumab150と300mgはapremilast20、30mg、ustekinumab45mgと比較し統計学的に優位性を認めた。
Infliximab5mg/kg、golimumab50と100mg、adalimumab40mgはapremilast20/30mg、ustekinumab45/90mgと比較し統計学的に優位性を認めた。
・Biologic-naive subpopulation
Adalimumabとsecukinumab150 mgはapremilast20/30mgとustekinumab45/90mgと比較し統計学的に優位性を認めた。
Secukinumab300mgはapremilast20mgとustekinumab45mgと比較し統計学的に優位性を認めた。
Infliximabとgolimumabはadalimumabとsecukinumabを除く全ての薬剤より有効性が高かった
・Biologic-experienced subpopulation
Certolizumabがustekinumabより有効性が高い結果が出た以外は他剤と比較して有効性を認めたものはない
＜Limitation＞
試験間の異質性の調整に限界がある。
PsAではなく乾癬における治療効果を見た試験も含まれる。
12〜16週間という短い期間であること。
＜どのように臨床に活かす？どのように今後の研究に活かす？＞
統計上での計算であり、間接的な比較になるが、直接比較のRCTがない分、臨床判断の参考になる。
＜この論文の好ましい点＞
SRを行いネットワークメタ解析を実施している点。
担当：柳井亮
