「Clinical Differences Between Interstitial Lung Disease Associated With Clinically Amyopathic Dermatomyositis and
Classic Dermatomyositis」
Hiroshi Mukae. et al
the Second Department of Internal Medicine, Nagasaki University School of Medicine, Nagasaki, Japan.
CHEST 2009; 136:1341–1347
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19581351
CADM-ILDとclassic DM-ILDの違いは?
<対象>
・長崎大学病院に2001-2007年の間に入院したDM-ILD例
<方法>
・CADM-ILD群とclassic DM-ILD群(DM-ILD)にて臨床的特徴や予後を検討
・後ろ向きの検討
・CT scoreは、HRCTを用いて6つのタイプの異常影をそれぞれ程度を点数化したもの。
<結果>
・PaO2/FiO2はCADM-ILD群にて優位に低値であった。
・CT scoreは両群に差はなかった
・BAL中のリンパ球分画(CD4/CD8)はCADM-ILD群にて優位に高値であった。
・CADM-ILD群では、2か月以内に進行する急性型が多かった。
・死亡率は、CADM-ILD群で有意に高かった(45% vs 6%)
・CADM-ILD群で死亡した例はすべてが急性型であった。
・
<Discussion>
・ステロイド治療抵抗性のDM-ILDでは、CD25+CD4+TcellとCD25+CD8+TcellがBAL中に多かったとの報告もある
・Cottinらの報告ではCADM-ILDはむしろ予後がよいのではとの報告もあるが、急速に進行し死亡するとのアジアからの報告もある。
・limitationとしては、small sizeであること、後ろ向きであること、single centerであること、であった。
担当:矢嶋 宣幸
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