JAK-STATシグナルの抑制は中大血管炎において免疫学的な抑制につながる【Journal Club 20180523】

Inhibition of JAK-STAT Signaling Suppresses Pathogenic Immune Responses in Medium and Large Vessel Vasculitis

Hui Zhang et al.
2018 May 1;137(18):1934-1948.

目的:中大血管炎におけるJAK-STAT系の関与
大血管での組織常在性メモリーT細胞を含むT細胞とtofacitinibの関与について検討した。はじめに非炎症性の血管とGCAの血管でのSTAT familyRT PCRで測定したところ、GCAではいずれのSTAT familyにおいても高発現していた(Figure 1)。

NOD.Cg-Prkdcscid Il2rgtm1Wjl/SzJ miceGCA血管グラフトをいれたモデルにおいて、GCA管壁内に存在していたCD4+CD103+組織常在メモリーT胞はTofacitinib (3mg/kg/day)の添加により低下した(Figure 3)。同様にT cell effector cytokinetofacitinibの添加により低下したFigure 4)。

顕微鏡レベルの小血管についても、患者末梢血単核球と患者血管をgraftしたものは管腔形成され、tofacitinibで管腔形成も抑制された(Figure6)。

重要なポイント:CD4+CD103+組織常在メモリーT細胞の発現がしっかり抑制されていた。

今後の論文展開や論文に対する検討課題:実臨床下での有効性が期待できるのか?

 

担当:磯﨑健男

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