私たちの医局では、教育好きな上級医が、普段の臨床での教育に加えて各種勉強会などを精力的に行っています。高橋医師による病態生理からの疾患・症状へのアプローチはとても魅力的で、院内外問わず多くの先生方が勉強会に参加されております。また、国内でも数少ないリウマチ膠原病母性内科外来を立ち上げ、膠原病診療では必須な母性内科スキルを学ぶことも可能です。さらに、基礎研究・臨床研究の教育にも注力しています。基礎研究は磯崎リーダー、臨床研究は矢嶋リーダーを中心に教育体制がしかれ、日常診療と並行して研究を進められるよう、充実したサポートの元、活発な研究活動が行われています。
ママさん医師4名が時短勤務で働いており女性医師もキャリア形成をしやすい環境です。また、和気あいあいとし、アットホームな雰囲気は他にはないのではないでしょうか。また昭和大学は東京都品川区にあり、仕事の環境のみならずオフ時の環境も最高です。
個々の人間もとても魅力的です。ロールモデルとなるような上級医にきっと出会えるはず!
まずは一度見学にいらしてください。
当科の特徴は以下の通りです。
①明るい雰囲気・教育好きな上級医
②多くの他大学出身者や途中入局者
③女性医師を応援
④多彩な勉強会の開催
・モーニングレクチャー
・膠原病疾患ケースカンファ
・膠原病フィジカルセミナー(身体所見)
・膠原病クリニカルベーシック(免疫学・病理学・解剖機能学)
・スーパーDr.による病棟回診(猪熊茂子先生)
・臨床研究リテラシー勉強会
・文献批判的吟味勉強会
・Journal Club
・外部講師による講演会
⑤膠原病疾患のみでなくすべての内科疾患が診療対象
⑥特色のある外来診療:母性内科外来、SLE専門外来
⑦サイトカイン、ケモカインを中心とした基礎研究
⑧教育体制が整った臨床研究
⑨海外および国内留学
⑩よい立地(東京都品川区)
⑪個人プロジェクトの応援
以下、詳細を記載いたします
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①アットホームな雰囲気・教育好きな上級医
なんといっても卓越した指導力と面倒見の良さが当科の魅力です。多様性を尊重しつつ協力し合う、常に前を向いている医局です。
年2回の上級医との個別面談を行っており、自分の意見を直接医局上層部に話すことができ、若い学年でも自分の意見を言いやすい
環境です。
②多くの他大学出身者、途中入局者
多様性が仕事場の発展には必須と考えており、他大学出身や途中入局の方は大歓迎です。途中入局の先生はいままで6名ほどおり、
様々な知識や体験を我々の医局にもたらしてくれました。
③女性医師を応援
お子さんをもった女性医師の応援を目的に女性医師時間短縮枠コースを設け、週22.5〜30時間でフレキシブルな勤務が可能です。
(例: 9時〜15時、月〜金曜日など)。助教のポジションが確保され、大学病院でもライフステージを問わず女性医師が第一線で活躍する
ことが可能です。女性医師時間短縮枠コースでも、もちろん定期的なアルバイトにもでることができ経済的にも安心です。
④多彩な勉強会の開催
「教育は自分自身を成長させる」との考えのもと、さまざまな教育活動を行っています。学生選択実習、初期研修医、内科専攻医の
多くの方が当科を選択してくれています。
・モーニングレクチャー
毎朝カンファレンス後に15分程度で行っています。内容は抗核抗体陽性の考え方、結晶性関節炎のメカニズム、episodic angioedemaの
一例など専門性の高い者から、輸液の基本や貧血の鑑別などベーシックなものまで、日々の診療での疑問、トピックと様々です。勉強
した内容を皆で共有することでさまざまな知識を効率的に学ぶことができ, “Teaching is learning!”を実践しています。
・膠原病フィジカルセミナー
全身診るために基本的なフィジカルを徹底して鍛えます。
今年は、第一回目は杏林大学循環器内科教授の佐藤徹先生をお迎えし、心臓診察の極意を伝授していただきました。現在も佐藤教授には
月一回当院へお越しいただき、実際の患者さんの心臓回診を継続しています。第二回目は木沢記念病院の名誉病院長であられる北島康雄
先生をお迎えし、皮膚診療の極意を学びました。第三回目は杏林大学呼吸器内科の皿谷健先生をお招きし聴診の基本を教えていただき
ました。膠原病診療に欠かせない、全身フィジカル。今後、神経内科診療、高齢者フィジカルなど予定しています。
http://showa-u-rheum.com/2018/10/2945/
・スーパードクターによる回診
日赤医療センターアレルギー・リウマチ科の元部長猪熊茂子先生をはじめとするスーパードクターによる回診が定期的に開催され、直接
指導を受けることができます。今後もさらにさまざまな先生にお越しいただき、より教育的な「ハイブリッド回診」を構築していく予定
です。
・臨床研究リテラシー勉強会
月2回開催している臨床研究のノウハウを学ぶ勉強会です。文献検索方法から統計手法まで体系的に学ぶことができます。一方的な
レクチャーではなく、双方向での学習を行っているため、敷居の高い臨床研究の勉強がスムーズに学ぶことができます。
http://showa-u-rheum.com/2018/09/2901/
・文献批判的吟味勉強会
2018年10月より、南郷栄秀先生による批判的吟味勉強会を開催しています。患者さんへの適用を意識し議論する予定です。
http://showa-u-rheum.com/2018/11/2971/
・Journal Club
毎週水曜日に抄読会を行っています。理解が進みやすいよう、基礎研究、臨床研究のそれぞれの所定フォーマットにあてはめて行って
おり好評です。当科HPのJournal clubページもこちらもご覧ください。http://showa-u-rheum.com/category/journal/。
・外部講師による講演会
年間4-5回程度、外部講師を招聘し、臨床、教育、基礎研究、臨床研究などについての講演会を実施しております。一流の先生による
講演に刺激を受けることができるのはもちろん、その後の懇親会にて交流を深めることができます。
http://showa-u-rheum.com/2018/05/2756/
⑤膠原病疾患のみでなくすべての内科疾患が診療対象
特定機能病院としての特性上、不明熱等の診断困難症例に関して他の診療科からのconsultationが絶えず、generalistとしての臨床能力を
養う環境が整っています。当科がイニシアティブをとり他科と連携し“最後の砦”としての信念をもち診療にあたっています。また、外勤
先は、一般内科外来だけでなく救急外来、在宅診療などがあり、さまざまなセッティングでの診療を経験できます。内科専攻医に必要な
症例の多くを当科の研修で経験することが可能となっています。
もちろん、幅広く膠原病疾患の診療の研鑽を積むことができます。入院診療では、3班チーム体制での診療を行っており、受け持ち
患者さんは1班10人程度と一例一例しっかりとみることができる適切な人数です。詳細は下記の診療実績をご覧ください。
⑥特色のある外来診療
通常の外来以外に、2つの外来があります。
・母性内科外来
妊娠前、妊娠中、出産後の膠原病患者さんの教育、相談、治療などを行っております。この年代の妊娠可能な女性が多くいらっしゃる
膠原病疾患の特性上、この専門外来のニーズは高く、産婦人科医、小児科医と定期的なカンファレンスを行い、患者さん一人一人に
丁寧に診療にあたっています。3人の女性医師、1人の男性医師が担当していますので、患者さんから評判も上々です。
http://showa-u-rheum.com/recruit/motherhood/
・SLE専門外来
難渋する患者さんを多施設からの受け入れる目的に設立した日本でも数少ないSLE専門外来です。現在、他科との連携を強めさらなる
外来の充実化を図っています。また、上述の母性内科外来と密に連携を図り出産前後のケアにも力を入れています。
⑦サイトカイン、ケモカイン研究を中心とした基礎研究
「bench to bedside」から「bedside to bench」を理念に研究しています。堅苦しくなく、日常臨床での疑問点を解決する手段として
研究に取り込むことができるように考えています。特に関節リウマチにおけるサイトカイン・ケモカインは当教室でのメインテーマと
して取り組んでおり、リウマチ学会研究奨励賞を受賞した磯崎講師を中心に研究にあたっており、多施設とのコラボレーションも開始
しました。http://showa-u-rheum.com/recruit/basicresearch/
⑧教育体制が整った臨床研究
良質な臨床研究を日本から発信する、現場の疑問を臨床研究にて解決する、との理念のもと、研究を行っています。京都大学/福島県立
医科大学にて臨床研究手法を学んだ矢嶋を中心に教育、研究にあたっており、RA、SLEを注力疾患と位置付けています。特にSLEは
日本でも最大規模(1400例予定)の多施設前向きレジストリー(LUNA)を構築中です。疫学的な知識とこのレジストリーを利用して
良質な臨床研究発信がなされていくのは間違いありません。http://showa-u-rheum.com/recruit/clinicalresearch/
⑨海外および国内留学もお勧めします
基礎研究ではミシガン大学およびUCSDへの派遣実績、また、臨床研究では、京都大学公衆衛生大学院、福島県立医大臨床研究
イノベーションセンターへの留学実績があります。当科では、他の施設での研鑽を積極的にお勧めしています。
基礎研究、臨床研究いずれにおいても学位の取得が可能です。
⑩よい立地
東京都品川区にあり、都内の勉強会にも参加しやすいだけでなく、オフ時にはリラックスできる場所(自由が丘、恵比寿など)が近距離
です。
⑪個人プロジェクトの応援
上級医のサポートのもと、プロジェクトの立ち上げを行うことができます。医局員発案の勉強会は成功をおさめています。プロジェクト
は、教育、診療のみに限定しなくてもよいですので、一緒にわくわくすることをやりましょう!
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<募集要項>
職種 リウマチ膠原病内科医師・大学院生
雇用形態 内科専攻医、助教医科、大学院生
給与 大学の給与に準じます
採用人数 若干名
選考方法 面接試験:適宜開催
問い合わせ先 昭和大学病院リウマチ膠原病内科
担当 高橋良
tel:03-3784-8000(代表)
E-mail: rheumアットマークmed.showa-u.ac.jp
(アットマークは@に変換してお送りください)
** 3か月から数年の研修も可能であり、臨床だけでなく基礎研究・臨床研究にも興味があれば学ぶことが可能です。お気軽にご連絡ください。